ゴルフボールの行方が見えない!自分のボールを見失わない方法を紹介
- ゴルフライフ
ゴルフ中に「打ったボールがどこに行ったかわからない!」という経験は、多くのゴルファーが一度は体験しているはずです。
特に初心者はボールを見失うのはスコアにもプレー進行にも大きな影響を与えます。この記事では、ゴルフボールを見失わないための 具体的な対策・ルール を網羅的に解説します。

本記事でわかること
ゴルフボールが見えなくなる主な原因
ボールを見失わないための工夫(習慣・道具)
紛失したときのルールと暫定球の扱い
なぜゴルフボールは見えなくなるのか?
ゴルフボールが見えなくなる原因は主に以下の通り、原因を理解することが、対策の第一歩です。
- 逆光・太陽光:特に午前や夕方は太陽に向かって打つと見失いやすい
- 球筋の予測ができていない:スライスやフックが出ると予想外の方向に飛ぶ
- 芝・木々との同化:白いボールが芝や砂と重なり目視困難
- 距離の出すぎ:飛距離が伸びて追い切れない
- 視力低下や疲れ目:気づかないうちに見えにくくなっている
それではゴルフボールを見失わないための基本的な対策をお伝えします。
ゴルフボールを見失わないための基本的な工夫
自分の球筋を把握する
まず、自分の球筋を把握することが大切です。どの方向に飛んで行きやすいかはそれぞれの癖や傾向があります。練習のときに自分のスライスやフック等の球筋や飛距離などを把握しておきましょう。
普段から自分の打ったボールが飛んでいくのを見るように癖づけておくことをおすすめします。そうすれば打った後、ボールを見つけやすくなります。
サングラスを活用する
サングラスをしてみるのもひとつの方法です。ゴルフのコースは基本的に日当たりがとてもよく遮るものが何もないため、太陽が直で照りつけます。スイングをしてボールを打って顔をあげたら太陽の光がまぶしくて、ボールが見えづらいというのはよくあることです。
そんなときでもサングラスをしていれば、太陽の光が軽減されるため、見えやすくなります。それだけではなく、眼精疲労の蓄積を防いだり、花粉やゴミなどから目を守ることもできます。
普段からサングラスを着用して練習しておくと、本番でも違和感なくプレーできます。
同伴者とキャディさんに行方を追ってもらう
ゴルフは一人で回ることは基本なくほとんどの場合、同伴者やキャディさんたちと一緒に回ります。なので、自分でボールを追う事に自信がないのであれば、同伴者やキャディさんに一緒に見ておいてもらうようにしましょう。
とはいえ、キャディさんはボールを追いかけるプロであり、それが大切な仕事のひとつです。普通のキャディーさんならお願いしなくても行方を追ってくれますが、飛距離が出る人やボールの方向性が安定しない人、初心者は念のため強くお願いしておけば安心です。
カラーボールの使用やマークを付ける
芝や環境と同化してしまうことや、他人のボールと区別がつかないこととボールを見失う、見つかりずらくなります。そこで、この2つを解消するために効果的なのが「カラーボールの使用」と「マークを付ける工夫」です。

カラーボールを使うメリット
白いボールでなければ嫌とか、何かのロゴが入ったボールを使わなければならないとか、このメーカーのボールがいいなどのこだわりがなければカラーボールを使ってみましょう。
特に曇りや霧の日には視認性が高く、見つけやすさが段違いです。
見つけやすい!おすすめのカラーボール
- 黄色・オレンジ:曇天や芝の上で目立ちやすい
- 青:芝とコントラストが強く、見やすい
- 緑:芝と同化してしまうので避けるべき
- 赤・オレンジ:普段は見やすいが、紅葉シーズンは落ち葉に紛れて見失いやすい
👉 状況や季節に合わせてボールの色を選ぶと、紛失のリスクを大幅に減らせます。
マークを付けて区別する
ボールの種類が同じ場合、他人のボールと間違えてプレーしてしまうこともあります。
これを防ぐために、自分のボールにペンで ラインや点などのマークを描いておくと安心です。
- 他人のボールとの取り違えを防げる
- 公式ルール上でも「自分のボールを識別できるようにマークする」ことが推奨されている
- プロゴルファーも必ず実践している基本テクニック
ボールを紛失したときのルールと対処
ラウンド中にボールを見失うことは珍しくありません。そのため、ゴルフ規則では「探せる時間」「打ち直しの方法」「暫定球の扱い」が明確に定められています。ルールを理解しておくことで、ペナルティを最小限にし、プレーをスムーズに進められます。
ボールを探す制限時間は3分
ボールが行方不明になってしまった場合、3分以内に自力でボールを見つけなければいけません。以前はボールを捜す制限時間は5分でしたが、2019年よりスムーズなプレーをするために制限時間が短縮されました。3分以内に探し出すことができなければ、そのボールは「紛失球」となり使用できません。
ボール探しは
制限時間:3分以内
制限時間後に誤って使用すると、2打罰
3分を超えて発見 → 使用不可
打ち直しには正式なルールとローカルルールがある
ボールが見つからなかった場合は、基本的に「打ち直し」となります。ローカルルールはプレーの進行を早めるために多くのコースで採用されています。
正式なルールはボールを見失う直前にボールを打った場所まで戻り、できるだけ元の場所に近い所に他のボールをドロップして打ち直します。正式にプロによって行われている競技や試合ではこれが本来のルールですが、アマチュアのゴルファーがこの通りにプレーするのは現実的ではありません。時間ももったいないですし、次のプレーヤーを待たせることになるためです。
そこで「戻って打ち直す」というこのルールは、素人が行う通常のゴルフではあまり採用されておらず、ボールなくしたであろう場所を基点として、その基点から再度ボールを打ち直す方法がとられています。
このとき2打罰を加えてプレーを再開します。ゴルフ場にとってプレーが遅延することはデメリットになるため、ローカルルールとして正式に認められています。
- 原則ルール:元の場所に戻って打ち直し(2打罰)
- ローカルルール:アマチュアラウンドでは「なくしたと思われる地点」から再開可能(2打罰)
暫定球の活用
「見失いそうだ」と思ったら、あらかじめ 暫定球を宣言して打つ のがおすすめです。これにより、打ち直しに戻る時間と体力を節約できます。
プレーが遅延する1つの原因のひとつがボールの紛失によるものです。万が一見失いそうな場所に飛んでいってしまったら暫定球を宣言して打ちましょう。こうすれば、もし最初に打ったボールが見つかった場合にはそのボールでプレーでき、紛失した時には暫定球でプレーを再開することが可能です。ただし暫定球を打つ際、次のことを同伴者に告げましょう。1番最初に打ったボールのメーカー、ボールの番号、次に打つボールのメーカー、ボールの番号を伝えなければならないというルールがあります。最初の球と次に打つ球(暫定球)を区別しなければならない為です。
- 暫定球を打つときは、同伴者に「メーカー名・番号」を伝える
- 最初のボールが見つかればそちらを使用
- 見つからなければ暫定球で続行
まとめ
ゴルフボールを見失う原因は「逆光」「球筋の予測不足」「芝との同化」「視力低下」などさまざまです。
これを防ぐには、
- 自分の球筋を把握する
- サングラスやカラーボールを活用する
- 同伴者・キャディに協力してもらう
- ボールにマークをつける
- ルールを理解し、暫定球を上手に活用する
といった工夫が効果的です。次のラウンドでは、ぜひ カラーボール+マーク+暫定球の意識 を取り入れてみてください。
見失いによるストレスが減り、スコアメイクにもつながります。